• "増田圓次郎"(/)
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  1. 焼津市議会 2006-11-01
    平成18年11月臨時会(第1日) 本文


    取得元: 焼津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-25
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              会          議                               午前9時00分開議 ◯議長鈴木正志議員) 皆様おはようございます。ただいまから平成18年11月焼津市議会臨時会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  今期臨時会会議録署名議員には、4番 浦田和昌議員、23番 増田圓次郎議員を指名いたします。  この際、諸般の報告をいたします。  当局並びに監査委員から、法に基づく報告書及び提出書類3件を受理しております。この報告事件一覧及びその写しをお手元に配付しておきましたので、御了承願います。     ─────────────────────────────────────           受 理 し た 報 告 事 件 一 覧 <市長報告> 1 報第15号 専決処分事件の報告について(自動車物損事故に起因する損害賠償事件について) <監査委員報告> 1 焼154-53号 平成18年7月分例月出納検査報告書 2 焼154-65号 平成18年8月分例月出納検査報告書     ───────────────────────────────────── 2 ◯議長鈴木正志議員) これで報告を終わります。     ───────────────────────────────────── 3 ◯議長鈴木正志議員) 本日の議事日程はお手元に配付してあるとおりであります。  それでは日程に入ります。  日程第1 会期の決定を議題といたします。
     お諮りします。今期臨時会の会期は、本日から11月8日までの3日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 4 ◯議長鈴木正志議員) 御異議なしと認めます。したがって、会期は3日間と決定いたしました。  なおお諮りします。会期中の日程は、お手元に配付してある日程表のとおり決定することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 5 ◯議長鈴木正志議員) 御異議なしと認めます。したがって、会期中の日程は、お手元に配付の日程表のとおり決定いたしました。     ───────────────────────────────────── 6 ◯議長鈴木正志議員) 日程第2 焼津市、藤枝市、岡部町及び大井川町を同一請求関係市町とする同一請求に基づく合併協議会設置協議に係る意見陳述を行う日時、場所及び同一請求代表者の数の決定についてを議題といたします。  今回、住民発議により、焼津市、藤枝市、岡部町及び大井川町の合併協議会の設置を求める同一請求が、9月25日に焼津市に提出されました。本件については、市町村の合併の特例等に関する法律第5条第7項の規定により、合併協議会設置請求をした同一請求代表者に対し意見を述べる機会を与えることとなっております。その場合、市町村の合併の特例等に関する法律施行令第28条において準用する同令第12条第1項及び第2項の規定により、その日時、場所及び同一請求代表者の人数など、必要な事項を議会において定めることとなっております。  お諮りします。本件につきましては、お手元に配付してあるとおり、本日11月6日午前9時20分、本議場において、同一請求代表者1名の方の意見陳述とすることに決定いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 7 ◯議長鈴木正志議員) 御異議なしと認めます。したがって、本日11月6日午前9時20分、本議場において、同一請求代表者1名の方の意見陳述とすることに決定いたしました。  ただいま決定いたしました事項についての同一請求代表者への通知及び告示等の手続につきましては、議長において取り計らいたいと思いますので御了承願います。  ここで暫時休憩いたします。休憩中に同一請求代表者への通知及び告示等の手続をいたします。9時10分再開いたします。                               午前9時04分休憩                              ──────────                               午前9時10分再開 8 ◯議長鈴木正志議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第3 議第73号 焼津市、藤枝市、岡部町及び大井川町を同一請求関係市町とする同一請求に基づく合併協議会設置協議についてを議題といたします。  市長の提案理由の説明を求めます。      (市長 戸本隆雄君登壇) 9 ◯市長戸本隆雄君) おはようございます。臨時会を開催していただきましてありがとうございます。それでは私の方から提案理由を御説明申し上げます。  ただいま上程されました議第73号につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  議第73号「焼津市、藤枝市、岡部町及び大井川町を同一請求関係市町とする同一請求に基づく合併協議会設置協議について」は、市町村の合併の特例等に関する法律第5条第1項の規定に基づく住民発議による合併協議会設置請求に伴い、同法第5条第6項の規定に基づき、意見書を付して議会に付議するものであります。  以上、御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。(降壇)      (企画財政部長 山田博喜君登壇) 10 ◯企画財政部長山田博喜君) それでは、議第73号につきまして補足説明をいたします。よろしくお願いいたします。  この議案は、市町村の合併の特例等に関する法律、いわゆる合併新法に基づき、焼津市、藤枝市、岡部町及び大井川町の二市二町での合併協議会の設置を求める、それぞれの市町の住民が連携し、それぞれの市町で有権者の50分の1以上の署名を収集し、合併協議会設置の請求がありましたので、今回付議するものであります。  経過でありますが、7月27日から署名収集が始まり、幾つかの手続を経まして、9月29日に静岡県知事から焼津市に通知がありました。この日の翌日から60日以内に議会に付議しなければならないことから、今回臨時議会をお願いすることになりました。  合併協議会設置につきましては、地方自治法第252条の2第1項に規定されている合併協議会の設置に当たりますので、議案にあります規約案について協議し、協議が整えば協議会が設置されることになります。規約案につきましては、平成15年9月に設置した志太二市二町合併協議会の規約をもとにして、法律名称など、一部手を加えて作成をいたしました。これにつきましては、二市二町で同一規約案を付議するために協議して作成しております。  規約案について御説明いたしますので、議案書の2ページをごらんください。  第1条及び第2条では、二市二町で合併協議会を設置し、その名称を「志太二市二町合併協議会」と称するとするものです。  第3条は、協議会の事務を定めておりますが、法第6条に基づく合併市町村基本計画とは、旧法の新市建設計画に当たるものです。  第5条から第8条までは、役職や組織の構成員について定めております。協議会は、会長、副会長及び委員で構成し、会長については、二市二町の長のうちから選任し、委員は会長以外の長、助役、議長、議会議員学識経験者を充て、請求代表者も委員とすることができるよう規定しました。定数は、二市二町の長が協議して定めることとしてあります。また、副会長については、二市二町の長が、委員の中から協議して選任することとしてあります。  第9条では会議について、第10条、11条は会議の運営について定めております。  第12条、13条は、事務局について定めております。  第14条は、協議会幹事会を置くことを定めております。  第15条は、経費負担について定めております。  第16条は、協議会の監査について定めており、二市二町の代表監査委員のうち、2人に委嘱することとしております。  第17条では、財務に関して、会長の属する市または町の例により、別に定めることとしてあります。  第18条は、構成員の報酬及び費用弁償について定めております。  第19条は、協議会の解散の措置についての規定で、第20条は補則の規定です。  施行期日につきましては、附則にありますように、二市二町の長が協議して定めた日からとしてあります。  規約案につきましては以上であります。  議案書の6ページをお開きいただきたいと思います。市長の意見書を朗読いたします。        意  見  書  市町村の合併の特例等に関する法律第5条第6項の規定により意見を付するものであります。  現在、自己決定自己責任行政運営が強く求められているという点については、請求者と同じ認識であります。しかしながら、その一つの手段としての合併を検討するに当たりましては、過去の2市2町の枠組みにとらわれることなく、合併の必要性、目的から十分に考えるべきであります。さらに、実現可能性という問題も直視すべきであります。  何のための合併であるか、そのためにはどのような選択をすべきか、住民の幸せにつながるかどうか、実際に前進させることができるかどうかなどをすべて検討した上で、私は、焼津市民のため、地域の発展のためには、大井川町との1市1町による合併協議を進めるべきであると考え、私の任期内での実現を目指しているところであります。  したがいまして、2市2町の合併協議会設置を求める今回の請求については、私は反対であります。    平成18年11月6日 焼津市議会議長 鈴木正志様                              焼津市長 戸本隆雄  以上、補足説明とさせていただきます。(降壇) 11 ◯議長鈴木正志議員) 提案理由の説明は終わりました。  ここで暫時休憩いたします。9時20分再開いたします。                               午前9時18分休憩                              ──────────                               午前9時20分再開 12 ◯議長鈴木正志議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、同一請求代表者意見陳述を行います。  同一請求代表者はお2人で、焼津市八楠300番地 伊東久善さん、焼津市大住975番地 鈴木登次さんであります。代表して、伊東久善さんが意見陳述をすることとなりました。伊東久善さん、議場にお入りください。      (同一請求代表者 伊東久善君入場) 13 ◯議長鈴木正志議員) 本日はお忙しいところ、本会議に御出席をいただきましてまことにありがとうございます。  それでは伊東久善さん、意見陳述をお願いいたします。      (同一請求代表者 伊東久善君登壇) 14 ◯同一請求代表者伊東久善君) 二市二町合併協議会設立請求署名運動代表者として陳述を申し上げます。  本日は、臨時会を開催していただき、陳述の機会をいただけたことにつきまして、厚くお礼申し上げます。  今さら私が申し上げるまでもなく、この二市二町の地域は、古くから人の交流も盛んで、親類同様のつき合いが多い地域であります。また、政治・経済・文化の面でも共通した一体的な地域でもあり、特に産業面では、「志太」という名称をつけた商標は数多くありましたことは、衆人熟知のところであります。近年では、志太二市二町環境整備組合が昭和47年6月に設立され、今日の二市二町広域事務組合へと続いております。  一体的にこの地域の行政の効率と、住民への利便性の向上を図り、さらに合併への基礎として、住みよい、理想的な地域創成のため準備活動を進めていたことは、賢明な先人の思想でありました。私たちもこの意思を継ぎ、二市二町合併協議を進めて、目的の達成のため進んできましたが、平成16年11月、突然当市の態度の豹変により、今日に至りました。  私たちは「志太はひとつ」の理念で、二市二町が一体となって行政が行われることが、今日の内外の状況から必要不可欠の単位であります。私たちの住民発議署名運動を展開をし、1万3,267名の多くの人たちの賛意を得ました。  重ねて申し上げます。二市二町はどんなことがあっても分裂してはなりません。不調に終われば、再度の立ち上げは不可能であります。時代は大きく構造変化の時代です。賢明な議員皆様の判断により、この地域の将来のため、二市二町の合併協議設立の議案が可決されますように強く要望し、陳述を終わります。  ありがとうございました。(降壇) 15 ◯議長鈴木正志議員) 以上で意見陳述を終わります。伊東久善さん、本日は御苦労さまでございました。      (同一請求代表者 伊東久善君退場) 16 ◯議長鈴木正志議員) 次に、質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、12番 松本修藏議員。      (12番 松本修藏議員登壇) 17 ◯12番(松本修藏議員) 凌雲の会を代表して、ただいま上程されました議第73号 焼津市、藤枝市、岡部町及び大井川町を同一請求関係市町とする同一請求に基づく合併協議会設置協議についての質疑を行います。  提案された本議案は、合併新法第5条第6項の規定により、議会に付議されたものであることから、通常の市長提案議案とは異なり、法により提案された議案であることを十分留意し、添付された市長の意見書について質疑をいたします。なお、10月30日付で議長名で出された通知に基づき、質疑を逸脱しないように伺いたいと思います。  意見書に書かれている内容につきまして、私なりに解釈しましたが、確認の意味を含め、2点お尋ねをいたします。  1点目でありますが、過去の二市二町の枠組みにとらわれることなく、合併の必要性、目的から十分に考えるべきである、とありますが、これは二市二町のかつての合併の枠組みにとらわれないで考えるということで、協議が破綻した以上、二市二町の組み合わせは終わった、あるいはなくなったと判断し、もとに戻ることはないということと受け取ってよいのか、詳しく説明をお願いをしたいと思います。  次に、実現可能性という問題も直視すべきとありますが、二市二町の組み合わせについては、実現の可能性がなく、一市一町の組み合わせでは実現できると判断できますが、そういう解釈でよいのか、以上の2点を質疑といたします。(降壇)      (市長 戸本隆雄君登壇) 18 ◯市長戸本隆雄君) 松本議員の御質疑にお答えをいたします。  まず、最初の御質疑でございますが、意見書中、過去の枠組みにとらわれることなく、合併の必要性、目的から考えるべきであるということについてのお尋ねでございます。  議員が御理解されているように、過去の枠組みにとらわれることなく、合併の必要性、目的から考えるべきであるという部分で言わんとしていることは、二市二町のかつての合併協議枠組みにとらわれないで考えるということであります。二市二町の協議から、大井川町が抜け、二市一町で再開したものの、焼津市も脱退し、その後、合併協議会は解散いたしました。焼津市が脱退するに当たりましては、議員御承知のとおり、平成16年11月定例会において議決いただいたところであります。  このような経過を踏まえ、前回の合併協議は終わったと、住民説明会でも御説明させていただいたところであります。  しかしながら、協議会が解散したからといって、合併の必要性そのものを否定していたわけではないことは、これまで議会においても御説明申し上げているところであります。  少子高齢化、三位一体の改革、地方分権、国・地方自治体における厳しい財政状況など、私の従来からの合併の必要性の認識は変わるものではありませんが、合併を考えるに当たっては、先に枠組みありきではなく、何のための合併かという原点から検証し直すべきであると、意見として申し上げたかったわけであります。  次に、実現可能性という問題も直視すべきだということに関してのお尋ねでございます。一市一町の枠組みでは実現できると判断できるが、そういう解釈でいいのかというお尋ねでございます。  今回、合併を検討するに当たりましては、枠組みありきではなく、まず合併が必要であるのかないのか、次に、どのような地域像、将来像を描いた合併、すなわち新たなまちづくりのことでありますが、これらを考え、そして次の段階で、合併の相手をどうするかという検討をいたしました。合併相手の検討に当たりましては、当然、合併の目的にかなう相手でなければなりません。また、合併しようという気持ちが相手方になければ、協議もできません。このような自治体間の合意形成が不可欠であると考えますので、合意形成がなされていない状況で手続のみによって始まる協議は、実現の可能性がないと判断せざるを得ないということであります。  大井川町は、二市二町では合併しないと言っているばかりではなく、議会での表明や書面による申し入れまでして、焼津市を選んでいただいているという事実がございます。岡部町長も、藤枝市との一市一町の合併協議を推進する旨を表明されております。私も大井川町との合併協議を進めたいと表明しているわけでありますから、事実上、合意形成が全くない状況にあります。  以上のことから、実現可能性という問題も直視すべきであると述べさせていただいたところでございます。  以上2点につきまして、松本議員の御質疑にお答えをさせていただきました。(降壇) 19 ◯議長鈴木正志議員) 次に、13番 鈴木成吾議員。      (13番 鈴木成吾議員登壇) 20 ◯13番(鈴木成吾議員) 開政会を代表いたしまして、通告に従いまして、議第73号 焼津市、藤枝市、岡部町及び大井川町を同一請求関係市町とする同一請求に基づく合併協議会設置協議について質疑を行います。  市長は、市町村の合併の特例等に関する法律第5条第6項の規定により、意見書を付議されましたが、幾つかの理由を挙げて、二市二町の合併協議会設置に反対しておられます。その文章内容では、抽象的で理解しがたい。よって、以下の5点について、具体的に質疑を行います。
     1、合併を検討するに当たりましては、過去の二市二町の枠組みにとらわれることなく考えるべきとありますが、どのようなことか、お伺いをいたします。そして、市長は、大井川町との一市一町合併についての住民説明会では、合併の合意形成には、どんなりっぱな枠組みであったり、メリットを挙げられても、信頼関係がなければ、だめなものはだめと説明されておりますが、そのように判断された理由をお伺いいたします。  2として、合併の必要性や目的を十分に考えるべきである、さらに実現可能性という問題も直視すべき、とありますが、具体的にはどういうことか、お伺いをいたします。  3点目、何のための合併か、そのためにはどのような選択をすべきか、そして、住民の幸せにつながるかどうか、実際に前進させることができるかどうかなど、すべてを検討したとありますが、具体的な説明を求めます。また、いつ、どのようなところで、どのようなメンバーで検討をされたかもお伺いいたします。  4点目、市長は、焼津市民のため、地域の発展のためには、大井川町との一市一町による合併協議を進めるべきであるとありますが、焼津市民のためとは、大井川町との小さな枠組みになる合併がなぜ必要か。またさらに、地域のためとありますが、地域とは志太二市二町を指すのでしょうか。どこの地域を指すのか、お伺いをいたします。  5点目、合併の期限でありますが、意見書では、私の市長任期内とありますが、9月議会の答弁では、合併新法期限内とか、任期内とか言われたように思います。変転する理由をお伺いします。  以上、私の質疑といたします。よろしくお願いいたします。(降壇)      (市長 戸本隆雄君登壇) 21 ◯市長戸本隆雄君) 鈴木成吾議員の御質疑にお答えをさせていただきます。  幾つかの理由を挙げて、合併協議会設置を反対しているが、意見書文章内容では抽象的でわかりづらい、具体的に質疑をしたい。合併を検討するに当たって、過去の二市二町の枠組みにとらわれることなく検討とあるが、どのようなことか。合併の必要性や目的を十分考えるべきであると。さらに実現可能という問題も直視すべきだとあるが、具体的にはどういうことか。まずお答えをさせていただきます。  過去の枠組みにとらわれることなく、合併の必要性、目的から考えるべきであるという部分で言わんとしていることは、二市二町のかつての合併協議枠組みにとらわれないで考えるということであります。二市二町の協議から、大井川町が抜け、二市一町で再開したものの、焼津市も脱退し、その後、合併協議会は解散しました。焼津市が脱退するに当たりましては、議員御承知のとおり、平成16年11月定例会において議決いただいたところであります。このような経過を踏まえ、前回の合併協議は終わったと、住民説明会でも説明させていただいたところであります。  しかしながら、協議会が解散したからといって、合併の必要性そのものを否定しているわけではないことは、これまで議会においても御説明申し上げているところであります。少子高齢化、三位一体の改革、地方分権、国・地方自治体における厳しい財政状況など、私の従来からの合併の必要性の認識は変わるものではありませんが、合併を考えるに当たっては、先に枠組みありきではなく、何のための合併かという原点から検証し直すべきであると、意見として申し上げたかったわけであります。  次に、何のための合併か、そのためにはどのような選択をすべきか、住民の幸せにつながるのかどうなのか、前進させることができるかどうか、すべて検討したとあるが、具体的な説明を求める。いつどのような場所で、どのようなメンバーで検討したかというようなお尋ねでございますが、何のための合併かを検証し直しましたが、まず持続的に市民サービスを提供するために、行財政基盤を強化すること、地方分権の受け皿となること、共通の課題を解決すること、そして、何よりも新たなまちづくりの手段とすることであり、行政改革の絶好の機会とすることでもあります。  これらを達成するためには、合併しようとする自治体間の信頼関係や共通認識が重要でありまして、さらに産業等の類似性や地理的条件が考えられます。そして、これらの条件にかなう大井川町との一市一町の合併であれば、足腰の強い、財政的に自立したまちとなることが可能でありまして、それはすなわち、市民の皆様の幸せにつながるということであります。しかも、焼津市との合併協議を申し入れていただいているということは、前進させることができるということであります。  以上のことは、6月議会で表明をいたしましたし、住民説明会でも市民の皆様に御説明させていただいたことでありまして、私が考えていたことを説明させていただいたわけでありますので、いつ、どのような場所で、どのようなメンバーで検討したかというお尋ねについては、お答えしようがございません。  焼津市民のため、地域の発展のためには、大井川町との一市一町の合併を進めるべきだと考えているということだが、焼津市民のためとは、大井川町との小さな枠組みとなる合併がなぜ必要か、地域のためとあるが、地域とは志太二市二町を指すのかどうか、どこの地域を指すかということでございますが、地域の将来性につきまして、私は島田市を含めた志太榛原地域が、やがて開港いたします静岡空港を核とした大きな都市になるのではないかと考えておりますが、まずその第一歩が、焼津市と大井川町との合併であると位置づけておるところであります。  したがいまして、地域とは、二市二町などの具体的な市町を指すわけでなく、将来に向けた、さらに大きな枠組みであると考えていただきたいと思います。  合併の時期が市長任期内と、あるいは合併新法期限内とかいうふうにいろいろ言われているが、その変転する理由は何かというお尋ねでございますが、合併に関する説明においては、合併新法の期限内に進めていきたいと述べてきたところでありますが、明確に決意を述べさせていただいたのは、9月議会での一般質問にお答えする中であります。私の任期である平成20年12月23日は、合併新法の期限である平成22年3月31日の期限内でありますので、私の考えは変転をしたというふうには考えておりません。  以上、鈴木成吾議員お尋ねお答えをさせていただきます。(降壇) 22 ◯13番(鈴木成吾議員) それでは、要望を含めて、少しお話をさせていただきます。市長には、御答弁ありがとうございました。  二市二町の合併協議を望む私たちとは大分意見の相違があるように思います。午後の委員会協議において、皆さんでしっかり審議していただくよう、要望させていただきまして、終わります。ありがとうございました。 23 ◯議長鈴木正志議員) 次に、8番 大塚善弘議員。      (8番 大塚善弘議員登壇) 24 ◯8番(大塚善弘議員) おはようございます。議第73号 焼津市、藤枝市、岡部町及び大井川町を同一請求関係市町とする同一請求に基づく合併協議会設置協議について質疑をいたします。  今回の合併協議会設置を求める住民の署名は、1万3,267名が集められました。これは有権者の14%に当たり、大きく50分の1を超えるものでした。過去のアンケート調査でも、これだけの数が集まったことはない数字でありました。  しかし、今回の議会上程に当たり、つけられました市長の意見書では、市長は一市一町の合併を進めると、反対の意見を述べております。このような状況の中で、市民に適切で十分な情報が提供されることは重要なことと考え、今回そのような観点から、幾つか質疑させていただきます。  まず、基本的な認識として、市町の合併の必要性と、その目的は何か、お伺いいたします。  次に、市長は、一市一町を選択するに当たり、何のための合併なのか、実際に前進させられるか、住民の幸せにつながるかなど、すべてを検討した上で判断したと述べておりますが、具体的にはどのようなことを検討されたのか、お伺いいたします。  また、以前より大井川町が合併協議を離脱した理由が検証されていない、解決されていないと認識を示しておられますが、このことについての検討はされたのか、お伺いいたします。  以上、私の質疑とさせていただきます。よろしくお願いいたします。(降壇)      (市長 戸本隆雄君登壇) 25 ◯市長戸本隆雄君) 大塚議員の御質疑にお答えをいたします。  まず第1点は、焼津・藤枝・岡部・大井川を同一請求関係市町とする同一請求に基づく合併協議会設置協議について、関連をして、合併の必要性、目的は何かというお尋ねでございます。  地方分権の推進や少子高齢化の進展、国・地方を通じる財政の著しい悪化など、市町村行政を取り巻く情勢が大きく変化している中にあって、基礎的地方公共団体である市町村の行政サービスを維持し、向上させ、また行政としての効率化を図るという観点から、全国的に合併が進められており、私も合併の必要性について認識しているところであります。  また、合併の目的は、まず持続的に市民サービスを提供するために、行財政基盤を強化すること、地方分権の受け皿となること、共通の問題を解決すること、そして、何よりも住民が納得できるような、新たなまちづくりの手段とすることでありまして、行財政改革の絶好の機会とすることであります。  また、大井川町がさきの合併協議離脱をした理由があるわけでありますが、検証はしないのかというお尋ねでありますが、私が進めようとする大井川町との合併協議につきましては、一市一町という新たな枠組みでの合併協議であることから、枠組みが異なる二市二町合併協議会からの離脱について、私は検証する必要はないというふうに考えておるところであります。  以上、お答えをさせていただきます。  申しわけありません。ちょっと1つ。  大井川町との一市一町を選択するに、すべて検討した上でとしているが、どんなことをどのように検討したか、詳細な説明を求めるということでありますが、今回、合併を検討するに当たりまして、枠組みありきではなく、まず合併が必要であるのかないのか、次に、どのような地域像、将来像を描いた合併、すなわち新たなまちづくりについて検討し、そしてその次の段階で、合併の相手をどうするかという検討もしました。  合併相手の検討に当たりましては、当然、合併の目的にかなう相手でなければなりません。また、合併しようという気持ちが相手方になければ、協議もできません。さらに、産業等の類似性や地理的条件を考えた場合、これらの条件にかなう大井川町との一市一町の合併が最良の選択であるというふうに考えます。それは、足腰の強い、財政的に自立したまちとなることが可能であり、すなわち市民の皆様の幸せにつながるということであります。しかも、大井川町は、議会での表明や書面による申し入れまでして、焼津市を選んでくれているという事実があるわけでございます。  以上、答弁漏れのところをお答えをさせていただきました。(降壇) 26 ◯8番(大塚善弘議員) 少し再質疑させていただきます。  まず、合併の目的について、少子高齢化に対する対応、三位一体に対する対応、地方分権の推進、厳しい財政、国・地方の財政状況ということが述べられておりますけど、それらのことを考えまして、枠組みの検討をされたと思います。じゃ、それらが、なぜその枠組みの検討の中で、それらを考えて、一市一町になったのか。例えば、じゃ少子高齢化に対しては、こういう理由で一市一町なんだ、厳しい財政状況に関しては、こういう理由で一市一町なんだというようなことが、当然検討されていると思うんですけど、その辺を詳しく御説明いただきたいと思います。  また、これから共通の課題に対応する、また新たなまちづくりを検討していく上で、一市一町という選択がされてきたということですが、それは具体的にはどういうことなのか。新たなまちづくりというのは、どういうまちを目指していくのか、その辺を説明をお願いしたいと思います。  あと、合併するには、先ほどの松本議員の質疑でも、合併しようとの気持ちが必要であるというような御答弁をいただいているのでありますが、藤枝市におきましては、二市二町での合併協議の設置議案が可決されているというような状況があるわけですけど、それについては、どう考えられるのか。  以上、お答えいただきたいと思います。      (市長 戸本隆雄君登壇) 27 ◯市長戸本隆雄君) 大塚議員の再質疑にお答えをいたします。  最初、枠組みについての話ですけれども、確かにその一市一町と二市二町という2つ考え方がありますが、先ほどもちょっと他の議員への答弁の中にも入れさせていただきましたが、やはりお互いに合併を真剣に考えて、前へ進もうという、その枠組みというのは必要だろうなと思います。その1つのあらわれが、二市二町の首長の考えの違い、二市二町というふうに考えられる方と、合併を進めるには、一市一町でなければ前進しないよというようなお考え、そういうふうなところから、この枠組みが必然的に二市二町であり一市一町であるというふうになっていったというふうに、私は理解をしております。  そして、その後、少子高齢化、あるいは財政事情等々、これは確かに少子高齢化は、特にある地域に限定したものではございませんし、全国的なものでもございます。財政事情もやはり相当、大井川町がこの唯一、二市二町の中で、地方交付税の不交付団体であるといっても、大井川町がいつまでもずっとそういうふうな状態であるとは思いませんが、いろいろ考えて、数字等も検討してみますと、やはり健全な財政状況にある大井川町ともいろいろ考えていく必要があるだろう。また大井川町自身もいろいろ考えていることでございますので、先ほどちょっとお話が出ましたように、やはりどのような枠組みをどのように考えるかということは、それぞれの市や町で考えられておることですから、そういう財政事情なども含めて、枠組みが考えられてきておるというふうに思っております。  新たなまちづくりということでありますが、これは大井川町が、文書で一緒にやりましょうというふうにお話をいただきました。焼津市と大井川町の類似点をいろいろ取り上げてみますと、海岸線の問題とか、あるいは産業面であるとか、あるいは可住の面積等々であるとか、あるいは学校給食を含めた教育関係の共通性であるとか、あるいは消防、防災の共通の問題であるとか、あるいは総合病院の問題であるとか、そういうような共通の面もかなりあるわけでありますから、そういうものも通して、本当の意味での安心・安全のまちづくりというものができるであろうというふうに確信するからであります。  先ほど、冒頭でしましたが、藤枝は二市二町という合併の考え方があるようでありますが、それは藤枝市のほうの行政当局の考えであり、議員の皆さんの考えであるので、そのことをとやかく言うことは差し控えなければいけないんじゃないかと、私はそう思っております。それぞれの首長がそれをどう受けとめて、どうこれからの新しいまちづくりに生かしていくかということであろうと。振り返ってもしょうがない。前進をしなきゃいかん。そういうふうに私は思っております。(降壇) 28 ◯8番(大塚善弘議員) 合併の目的をやはり十分考えていきますと、考えていかなければいけないと考えられます。その中で、質疑という限られた枠の中での質問しかできないもんですから、あとは委員会のほうで十分議論を尽くしていただきたいと考えます。やはり新たな焼津市のまちづくりという観点、住民の幸せという点を考えて、委員会のほうでの質疑を期待したいと思います。以上、終わります。 29 ◯議長鈴木正志議員) 次に、18番 深田百合子議員。      (18番 深田百合子議員登壇) 30 ◯18番(深田百合子議員) 通告の順序に従いまして、日本共産党議員団を代表して、議第73号 焼津市、藤枝市、岡部町及び大井川町を同一請求関係市町とする同一請求に基づく合併協議会設置協議について、市長の意見書より質疑を行います。  1、意見書中、「合併の必要性、目的から、十分に考えるべきであります」については、合併の必要性、目的から、具体的には何を考えたのでしょうか。  2、意見書中、「実現可能性という問題も直視すべきであります」については、実現可能性という問題とは何を指すのか、伺います。  3、意見書中、「住民の幸せにつながるかどうか」については、住民の幸せとはどのようなことを考えておられるのか。以上、質疑といたします。(降壇)      (市長 戸本隆雄君登壇) 31 ◯市長戸本隆雄君) 深田議員の御質疑にお答えをさせていただきます。  同一請求に関連をいたしまして、意見書について、合併の必要性、目的から具体的には何を考えたのかというお尋ねでございます。  合併の必要性につきましては、地方分権の推進や少子高齢化の進展、国・地方を通じる財政の著しい悪化など、市町村行政を取り巻く状況が変化をしている中にあって、市町村の行政サービスを維持し、向上させ、効率化を図るという観点からの認識であります。  次に、合併の目的としては、まず持続的に市民サービスを提供するために、行財政基盤を強化すること、地方分権の受け皿となること、共通の課題を解決すること、そして何よりも、新たなまちづくりの手段とすることでありまして、行政改革の絶好の機会とすることでもあるわけであります。  これらを達成するためには、合併しようとする自治体間の信頼関係や共通認識が重要でありまして、さらに産業等の類似性や地理的条件が考えられます。そして、これらの条件にかなう大井川町との一市一町の合併であれば、足腰の強い、財政的に自立したまちとなることが可能でありまして、それはすなわち、市民の皆様方の幸せにつながるということであるというふうに強く考えております。  実現可能性という問題とは何を指すのかというお尋ねでございます。  合併相手の検討に当たりましては、当然、合併の目的にかなう相手でなければなりません。また、合併しようという気持ちが相手方になければ、協議もできないわけであります。このような自治体間の合意形成が不可欠であると考えますので、合意形成がなされていない状況で、手続のみによって始まる協議は、実現の可能性がないと判断せざるを得ないということであります。  大井川町は、二市二町では合併しないと言っているばかりでなく、議会での表明や書面による申し入れまでして、焼津市を選んでいただいたという事実がございます。岡部町長も藤枝市との一市一町の合併協議を推進する旨を表明されておりまして、私も大井川町との合併協議を進めたいと表明しているわけでありますから、事実上、合意形成が全くないというような状況でございます。以上のことから、実現可能性という問題も直視すべきであると述べさせていただいたところでございます。  住民の幸せとはどういうように考えているかというお尋ねでございます。  大井川町との一市一町の合併であれば、足腰の強い、財政的に自立したまちとなることが可能であります。さらに、新たなまちづくりとして、産業面での振興、農業面での充実、居住地域の形成などの地形的な要素を重視したまちづくりが可能であると考えており、そのようなまちづくりを進めることが、市民の皆様の幸せにつながるものであるというふうに考えておるところでございます。  以上、お答えをさせていただきます。(降壇) 32 ◯18番(深田百合子議員) 二市二町の合併協議会の設置につきましては、私たち日本共産党はこれまで議論を尽くしてきていることであり、今回の請求についても、もう既に終了したということで、同じ立場を貫いているわけでございますが、今回の請求に対する市長の意見書の中に、今3点御質疑させていただきましたけれども、特に今回、二市二町ではなく、一市一町で進めたいということで、それが市民サービスの向上、地形的、産業面での条件がいいと。で、市民サービスが向上するし、財政力もつく、足腰が強くなって、市民の幸せにつながるということですけれども、では、この市民の幸せという定義につきましては、市長の今の御答弁ですと、市民サービスの向上、まあ財政力が豊かになれば、市民サービスが向上できるというところに尽きると思うんですが、この個人的な幸せの定義というのは、個人的には違います。国語の辞書では、幸せとは、めぐり合わせ、運、成り行き、幸運、幸福とありますし、また、この幸福とは、満ち足りた状況にあって、幸せだと感ずることとあります。  こういう個人的な価値判断に対して、それでは首長は、トップにある者はどういう幸せというものを考えなければならないのかという点では、やはり憲法が基本になってきていると思います。憲法第13条では、すべての国民は、公共の福祉に反しない限り、幸福を追求する権利があると。そして、第14条では、法の下に平等で、第25条に、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有し、国はすべての生活部面において、社会福祉、社会保障の向上、増進の義務が課せられております。そして、地方自治体の市町村の責務としては、地方自治法第2条で、地方自治体は住民の福祉の向上、このことが最優先の責務とされております。  最近、私たちが市民の皆さんにアンケートをお願いしましたところ、この福祉の向上や、皆さんの生活が本当に幸福の追求につながっているかどうかにつきましては、大変深刻な御意見が寄せられております。アンケートの声に象徴されておりますのは、老人から若者まで二極化されており、低所得、低年金者は死ねと言っているように感じると。そういう中で、焼津市、市に最も力を入れてほしいことは何でしょうかという問いについては、1番目に挙げられてますのが、介護保険料の軽減でした。一番多い人数が介護保険料の軽減。2番目に国保の引き下げ。3番目は高齢者控除廃止を撤回してほしいと。4番目に、合併は住民投票で。5番目は、病院の待ち時間の短縮。6番目に水産漁業の活性化という御意見が順位順に寄せられております。  この中でも特に今、福祉制度については、医療制度が負担が増えておりますので、78%の方がやめてほしいと答えられておりますし、焼津市の水道料金につきましても、78%の方が値下げをしてほしいと述べられております。  子どもと教育の問題につきましては、1番目にやってほしいものは、すべての子どもたちに基礎学力の定着をつけてほしいと。そして2番目は、保育料を軽減してほしい。3番目は、義務教育費負担の軽減をしてほしい。やはり経済的にもう少し家計を助けてほしいという声が、どの項目でもトップに挙げられていると思います。  こういう中で、市長がおっしゃっておりました市民サービスの向上、財政力が豊かになれば、このような暮らし、福祉を向上させていくことができるのか。それが住民の幸せにつながるのかどうか、皆さんの声を今御紹介させていただきましたが、その点についてお答えいただきたいと思います。  また、総務大臣の合併新法の基本方針には、あくまでも自主的な市町村合併を推進すると、基本方針のトップに掲げられております。このため、県が合併推進審議会を設け、自主的な合併の推進に関する構想を作成して、構想のもとに勧告、上程などの措置を講ずることができるとしております。現在、審議会が進められておりますけれども、まだこの志太地域は結論が出されておりません。委員の意見が分かれております。  しかし、マスコミ、新聞、テレビ報道によりますと、市長は一市一町だが、議会では意見が二分していると。それがそのまま市民の中でも意見が二分しているというような報道がされております。こういう報道を見ておられます焼津市民の方々は、何でまた二市二町でやるのか、もう既に決まってしまったのか。このような声が私どものところにたくさん寄せられております。今、焼津市民の皆さんにとっては、合併問題については、正確な情報の提供こそが求められているのではないでしょうか。  私どもの合併問題に関するアンケートにつきましては、二市二町の合併を望む方は17%です。一市一町の合併を望む方は40%です。単独でやってほしいと望む方は13%。こういう、途中経過ですけれども、御意見が、報告が寄せられております。  以上申し上げまして、2点目としては、市民の皆さん、焼津市内を混乱させることなく、今こそ正確な情報を提供していくことが求められていると思いますが、その点についてどうか、お伺いしたいと思います。      (市長 戸本隆雄君登壇) 33 ◯市長戸本隆雄君) 深田議員の御質疑、再質疑にお答えをさせていただきます。  一番最後におっしゃった情報提供については、これからいろいろな方法があろうかと思います。「広報やいづ」もございますし。ただ、ホームページ、ホームページと言いましても、必ずしも、それじゃホームページを何人の方が開けて、見ていただいておりますかという、若干心配もありますけれども、協議をいたしまして、できるだけ市民の皆さんに多くの情報を提供できるように努力をさせていただきます。  いずれにいたしましても、自主的な合併の推進ということで、今、合併推進審議会のお話、そして、それが知事に答申されれば、知事からどういうふうなお話がいただけるのかというようなこともあるわけでありますが、私どもは、今までもちょっとお話をさせていただきましたように、二市二町の首長の中では、3人が一市一町でとにかく合併を前進させたいという強い気持ちを持っているということは、いろいろお考えはいただけるんではないかなというふうには思っておるところでございます。  最初に言われた財政力という問題につきましてはですね、やはりいろいろの福祉の面もそうでありますし、あるいは教育の問題もそうでありますし、あるいは水道の問題もそうでありますし、病院の問題なんかもそうだろうと思いますが、また水産業の活性化というようなお話もちょっと出ましたが、やはり一番の基幹産業である漁業、水産業あたりが頑張っていただいて、この市の経済というものをしっかり下支えしていただく。それに伴って、ほかの業種もいろいろ頑張っていただくことによって、初めてこの焼津市は活発になるのではないかなというふうに思います。  同じように、大井川町も考えておられるだろうというふうに思っておりますので、今後、具体的に協議を進めるようになれば、そのようになれば、十分そういう点も考えていきたいというふうに思っております。  いずれにしましても、市の財政力が問題であります。ぜひその財政力を維持向上させるような努力をさせていただきたいというふうに思っております。共通面では、いろいろございまして、例えば今病院の待ち時間を短くしてほしいとか、水産業の活性化だとか、水道料の値下げ等々、いろいろお話もいただきましたが、そういうことも総合的に、やはり財政力がある程度堅持されなければ、例えば介護保険の軽減、あるいは国保、医療費の軽減等々もですね、あるいは高齢者対策等も十分にはできないだろうと思いますので、そういうものを通して、ぜひ財政力基盤の強化をさせていただきたいというふうに思っております。  例えの話になりますけど、非常にささいなことかもしれませんけれども、私は市民の皆さんの安心・安全の問題がいつも頭の中から離れないわけであります。特に、御承知のように、焼津市は11キロの海岸線を擁してますので、万が一地震でも起きたとき、津波がどうなるんだと。そうしたときに、田尻・一色海岸が今どんどん侵食されておる。それで、その侵食されてるのを、国土交通省河川事務所等も大変心配をしてくれておりまして、今大井川の港の外、そして、大井川の、川ですね、大井川の左岸の河口部にかなりの砂が堆積をしております。その堆積した砂をですね、田尻・一色のどんどん侵食をされております大規模突堤のあの近くへ、砂を充当したいというような話がありまして、大井川町の方へも話をしましたら、そういう将来の安全性を確保する意味でも協力しますよと言ってくださいました。私も大変ありがたい、ぜひ協力してくださいというような、例えばもう既にそういうようなお互いに助け合うということをやっているわけであります。そして、市民の皆さんの安全を深めなきゃいけないということでやっております。今一例を申し上げましたが、これからも十分そういうような協議というものは、していけるのではないのかなというふうに思っております。  また、大井川町あたりは、特に少子化対策については、非常に厚く考えておられるわけでありますので、そういうようなことなども、これから協議を進める中で十分協議をしていくことによって、そういうものを通して、やはり本当の意味で、市民の皆さんに安心・安全を感じていただける、サービスを向上できるというふうに確信をしておりまして、今後も細かい協議になるかもしれません。数千項目になるかもしれませんけれども、協議を進める中で、努力をさせていただければ、十分市民の皆さんの御期待に沿うことができるのではないかというふうに考えておるところでございます。  以上、お答えにさせていただきます。(降壇) 34 ◯議長鈴木正志議員) 以上で通告のあった質疑は終わりました。これで質疑を終わります。  ただいま議題となっております議第73号については、お手元に配付してあります常任委員会議案付託表のとおり、総務財政常任委員会へ付託いたします。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。皆様御苦労さまでした。                               午前10時19分散会 Copyright © Yaizu City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...